口コミ効果を活かして「地域一番店」を目指しましょう!

カーディーラー様向け地域プロモーションのアイデア11選!

少子高齢化(生産年齢人口の減少)、車種の併売化、店舗の統廃合、withコロナ対応など、自動車販売店にとって厳しい販売環境が続いています。
今後求められるのは、取り扱い車種や値引きに頼らない考え方と具体的な施策です。

その答えの一つが、「地域一番店」を目指すことではないでしょうか。
地元を大切にするサービスとその継続が、店を知っていただき、ファンになっていただき、競合店には無い「価値」を創り上げていく・・・という考え方です。

この「地域一番店」の実現に向けて大切なのが、「口コミ」です。地元に評価される行いは対面の会話やSNSを通じて、必ずや人から人へと伝わります。

そこで、今回はカーディーラー様が自店で実施できる地元のためのアイデアをご紹介させていただきます。
各アイデアは、実際に実施されたものばかりです。中には、自社のSDGs活動にも結び付く取り組みもあります。
これらのアイデアをヒントに、自分達で出来ることは何かを考え、進むべき道筋をお考えいただければと思います。

各アイデアは下記のカテゴリーに分けて、ご案内します。
a. 店舗施設の活用
b. 地域の安全・安心のサポート
c. 地域向けのプロモーション


a.店舗の敷地、施設の提供
地域のためにショールーム内外のスペースを提供します。

①「採れたて野菜の朝市開催」

近隣の野菜生産者向けに、店舗入り口や駐車場スペースを提供し朝市を開催します。
「少し曲がっているけど、味は変わらない」など、スーパーでは売りにくい野菜を安く販売し、フードロスの低減にも貢献します。
ポイント)
・毎月第一土曜日など、定期的な開催などによるイベントの定着化を目指します。
・複数の生産者にご参加いただくことで、豊富な品揃えで「市場」感を演出できます。
・実施に際しては、生産者から保健所に申請していただきましょう。

②「ワークショップの会場提供」

手芸、手作り工作、英会話教室など、地元で実施しているワークショップの会場として会議室、ショールームの一角を提供します。
ポイント)
・貸し出しは、平日の昼間、大きな音が出ないジャンルなど、一定の条件のもと提供します。
・貸し出しに際して、使用料は徴取せず、貸出時に車のチラシの配布など、セールス的なプロモーションも行わないことをお勧めします。
・お茶のサービスや終了後のお見送りなどで、お客様とのコミュニケーションを図ります。


b.地域の安全・安心のサポート
地元カーディーラーとして、住みやすい街づくりのために何が出来るのかを考えます。

③「こども110番の家」登録

犯罪の被害に遭った場合、また遭いそうになって助けを求めてきた子ども達の保護するボランティア活動です。
事件・事故の発生を認知したときの110番通報、学校、家庭への連絡などを担います。

ポイント)
・登録方法は各自治体(市町村)により異なります。各ホームページに掲載されていますのでご確認ください。
・登録時、一般的にステッカー、マニュアル等が配布され、場合により研修会も実施されるようです。
・登録後、自店のホームページや店内ポスターなどでも積極的に案内しましょう。

④「交通安全旗(横断歩道用の黄色い旗)」寄贈

「春の交通安全週間」の時期に合わせ、自社のロゴ入り「交通安全旗」を地元の小学校にプレゼントします。
また、店舗近くに通学路があれば、横断歩道などでの誘導なども検討します(交通安全週間など)。
ポイント)
・「交通安全旗」メーカーに概算の製作費を確認します(メーカーはWEBで検索可能です)。
・近隣の小学校に「交通安全旗」の必要性、希望本数などを確認します。
・自社の予算に合わせて、「交通安全旗」を製作、先方の小学校に伺い、代表者に寄贈します。
・寄贈の模様は写真に収め、自社のホームページに掲載します。
・可能であれば、「春の交通安全週間」に合わせ、通学路の横断歩道で「交通安全旗」で小学生を誘導します(事前に学校側と協議)。

⑤AEDの設置&講習会

AEDを設置されているカーディーラー様は多いかと思いますが、一般参加者をお招きしての定期的な「救命講習会」開催はいかがでしょうか。
ポイント)
・店舗で「AED救命講習会」を開催する手段として、消防署、赤十字社支部、AEDの団体、メーカー、販売店などで実施しています。
消防署以外は有償(1,500~1,800円/1名)の場合が多いようです。また、出張講習の可否についても予めご確認の上、先方にご相談ください。

⑥地元自治体、町内会などとの「防災支援協定」締結

平時における合同防災訓練の実施や、災害発生時には自社の本社屋や各店舗を、災害対策本部や避難所として提供します。
ポイント)

・災害発生時における車両の貸し出し
・HV車、FV車用給電の協力
・避難施設として店舗の提供
・飲料水の保存など


c.「地域向けのプロモーション
地域と自店を結ぶ地元企業ならではの施策です。

⑦地元レストラン、カフェなどの情報発信(SNS投稿)

平日のランチや休日など立ち寄った飲食店の看板メニューを写真に撮り、許可を得た上で自店のツイッター、インスタなどのSNSで情報を投稿します。
ポイント)
・車や販促の話などは一切入れず、地元飲食店の情報提供に徹するサイトを立ち上げるのもひとつの考え方です。
(提供情報は、店舗や料理の写真、店舗名、所在地、営業時間、TELなど)

・最新観光スポットや施設など、“地元愛”の幅を広げるサイト展開もアリです。
・担当は、若手の女子社員を中心にプロジェクトチームを立ち上げ、無理のない範囲で飲食店に赴き、情報をアップロード。
彼女たちの言葉でコメントしていただきます。

・自店のホームページや店頭ポスター(QRコード活用)などで積極的に告知していきます。

⑧「自治体広告」掲載

新たな財源確保のため、地方自治体では様々な「広告事業」を実施しています。
これらの自治体の広告媒体への出稿により、自社PRと自治体へのサポートを同時に実現し、地域に根差した企業イメージの浸透を目指します。
例えば、市役所に転入届の提出に訪れた方々には自店を知っていただくチャンスです。

ポイント)
「広告媒体例」
 ・HPのバナー広告      ・窓口封筒   ・広報誌 ・窓口カウンター上の案内モニター、サイン看板など    
「出稿方法、時期」
自治体により、直接申請、指定広告代理店への申請などの方法の違いがあります。
また、随時募集、一定期間ごとの入札など、自治体により異なります。詳しくは各ホームページでご確認ください。

⑨中学生職場体験

未来を担う子供達に対して、「車」と「経済や環境とつながり」について、教科書には無い視点で学んでいただく場を提供します。
自店にとっても将来のファンになっていただくきっかけを提供出来るメリットもあります。

ポイント)
・地元市の教育委員会などのホームページから「職場体験 中学生 地元の市名 申請」などで検索します。
・申請のガイダンス、申請書などのページがあれば、内容を確認し、先方の担当部署あてに電話やメールで申請します。
・参考)子供向けの職場体験を実施された自動車販売会社が、各社ホームページで紹介されています。(「自動車販売会社 職場体験」などで検索)

⑩環境への取り組み

店舗近隣、公園、河川などの「清掃活動」や、大気浄化能力の高い樹木の寄贈/植樹の「緑化活動」など、SDGsにも貢献する具体的な取り組みの一つです。
地元の自治体と連携することで、自治体ホームページでの活動紹介、ごみ袋提供や回収などのサポートも期待出来ます。また最近では、環境省が策定する環境マネジメントシステム「エコアクション21」に認証・登録するカーディーラー様も見受けられます。“地元感”は薄れますが、こちらに取り組むのも一つの方法です。
ポイント)
・地方自治体のホームページで「清掃活動」「緑化活動」「ボランティア募集」で検索し、自店の考え方とマッチする募集があれば、応募します。
・「エコアクション21」は環境省のホームぺージで詳細が掲載されています。
・清掃活動時、蛍光色のビブス(店名ロゴ入り)をお揃いで用意すれば、作業時の安全確保とともに、対外的なアピールもできます。

⑪地元コミュニティ放送局のスポンサード

全国のFMラジオ局は、県単位の「県域放送」と市町村単位の「コミュニティ放送」に区分されます。
「県域放送」は概ね各県に一局ずつあり、自動車販売会社様もラジオCMとして活用されているかと思います。
これに対して「コミュニティ放送」は一つの市区町村の一部(概ね半径5~15㎞程度)をカバーするものです。
2022年4月現在、コミュニティ放送局の数は338局あります。
各自治体でも大規模自然災害時の避難誘導をはじめとする情報インフラの手段として、後押しするケースも見受けられます。

そこで、自店の商圏と放送局の電波エリアが重なるのであれば、店舗独自の広告、ショールームの取材など、
より地元に密着したプロモーションが展開できます。

ポイント)
・ネットで「コミュニティFM」を検索すると、概要や放送局一覧などが表示されます。
自店に近い放送局を探して聴取可能エリア、広告料金表などをチェックします。
・エリアが合えば、放送局に連絡し、見積もりや諸条件を確認します。
・可能であれば自店スタッフの取材、オリジナル番組の制作なども検討します。
・ちなみにコミュニティFM局は、一般的にカーラジオへのプリセットが行われていない為、マニュアルでプリセットを行う必要があります。
新車、中古車の販売の際に、販売店側でプリセットに協力することで放送局の認知拡大にも貢献します。
継続的に協力することで、「カーラジオプリセット協力店」として、放送局と更なる連携を計ります。

・大規模自然災害の発生時、自店で出来ることを予め放送局とすり合わせしておきましょう。


まとめ

■弊社「SPコンシェルジュ」にもご相談ください!
以上「カーディーラー様向け地域プロモーションのアイデア11選!」、いかがでしたでしょうか。
これらの中には既に取り組んでいらっしゃるものもあるかと思います。
その際は、途中で途切れることの無いよう、ぜひ継続しましょう。
また、実施した施策は写真とともに、ホームページやSNSで当日の様子、お客様の感想などを紹介しましょう。

認知や理解までに時間がかかる施策もありますが、地元を大切に想う気持ちや姿勢は、口コミでの広がりが期待でき、
「地域一番店」への礎となってくれるものばかりです。

またスタッフ採用時のリクルートにもプラスの効果を発揮する可能性もあります。
今回のアイデアをヒントに今後もお客様の声も聴きながら、より良いかたちにしていただければと思います。

また、お知り合いの他社様で実際に手掛けているものがあれば、そこで情報収集されるのもお勧めです。

もし、自社にマッチする施策が分からない、忙しくて中々手が回らないなど、
お困りの場合には、「SPコンシェルジュ」にお気軽にご相談ください。
弊社担当者よりご連絡申し上げ、地元と貴店のより良い関係構築のお手伝いをさせていただきます。

また、LP制作、チラシ/DMなどの制作、印刷、イベント、ノベルティなど販促プロモーションのサポートもワンストップで承ります。
自動車販売店様向けのWEB広告のことなら、自動車ディーラーに特化した広告代理店「株式会社SPコンシェルジュ」へ。
ご相談・お問い合わせもお気軽に!ご連絡お待ちしております。


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