近年さまざまな理由によりクルマ離れが叫ばれている今、カーディーラーを取り巻く環境も大きな変化の時を迎えています。インターネットの普及により、実店舗へ足を運ばなくても、あらゆる商品やサービスの情報を収集できる時代。カーディーラーも時代の変化にともない、広告宣伝・集客方法など、柔軟に適応していかなければなりません。今回はカーディーラーのこれからの集客方法について解説していきたいと思います。
目次
1 現状のカーディーラーでの集客とその狙い
2 進むクルマ離れと今
3 カーディーラーの未来
4 カーディーラーが実践すべきオンライン集客方法
5 オフラインの効果は?
6 まとめ
1 現状のカーディーラーでの集客とその狙い
現状のカーディーラーの集客方法は、
・イベント
・チラシや折り込み広告・DM
・WEB広告・SNS
・ホームページ
が挙げられます。
これらの広告・宣伝方法はもちろん集客が目的ですが、すぐに販売につながる集客だけが狙いではありません。
イベントでの集客は車に興味がなく、イベント自体を楽しみに来るお客様も多くいらっしゃいます。
イベントを通じてお店に対して好印象を持っていただき、後々お客様の来店へとつなげることができます。
イベント目的の興味がなかったお客様が“購入を検討するお客様になる”予想外の集客に変わることもあります。
チラシや折り込み広告は、幅広く認知してもらうことも目的の1つです。
定期的に配布することで、何かあった時に来店につながる“印象づける”手法として効果的です。
DMはその商品やサービスに興味がありそうな個人宛てにピンポイントで送ることができるので、より効果的と言えるでしょう。
WEB広告は、目的に合わせた配信ができます。
ディスプレイ広告は目的やニーズが明確でないユーザーに、まずは興味をもってもらう認知の拡大にもピッタリです。
リスティング広告は検索ワードに連動しているので、興味がある・購入の意思がある人に配信ができます。中でもGoogle広告は来店計測機能を利用することで、詳細な分析や発見が広告運用に活かせます。
SNSは、その拡散性と利用者数から、早く・効果的に認知を高めることができます。
特に若者層の利用率が高く、その効果はテレビのCM以上と言われています。
さらに、いかに多くの人の目に触れるかが重要なイベントと併用することで、より効果的な集客が狙えます。
ホームページの集客は継続価値があると言えます。
有益な情報を提供することはもちろん、画像や動画を使用して分かりやすい・使いやすい、WEBサイトの最適化(SEO)をおこなうことで、上位表示を目指します。SEO施策によりサイトへのアクセス数の維持ができるようになり、問い合わせ数などもある程度安定し、ファンやリピーターの増加も期待できます。
このように、カーディーラーの集客は「将来的な見込み客の獲得」を目的にし、「集客→ファン→リピーター」へとつなげていくことが大切だと言えます。
2 進むクルマ離れと今
近年「クルマ離れ」と言う言葉を耳にすることが多くなりました。
主な理由として、
・交通機関の発達
・カーシェアリングなどのレンタルサービスの充実
・経済的理由(購入代・維持費)
・少子高齢化
などが考えられます。
特に“若者のクルマ離れ”は進んでいると言われていて、車を所持したくない・車に興味がないといった人が増加の傾向にあります。
実際2000年頃から新車の販売台数は右肩下がりと言われていますが、一方で地方などでは車が生活の必需品になっているエリアもあります。
また最近ではコロナ禍で公共交通機関を避け、クルマで移動する人が増えているのも事実です。
さらにWEBで車を買うという方法も存在します。
EVメーカー「テスラ」はネット契約ができたり、日産では「アリア」のオンライン購入に対応するアリア専用予約サイトが開設されました。月々定額でお得に乗れるカーリースの「定額カルモくん」や、トヨタ「KINTO」でも車探しから審査申し込みまでをネットで完結できます。
このようにクルマ離れが進むネット世代の若者に、興味をもってもらう方向や施策が考えられています。
3 カーディーラーの未来
インターネットの普及により、実店舗へ足を運ばなくてもあらゆる商品や情報を手に入れ、購入までを完結できる世の中になってきているのは前でも述べさせていただきました。
それでは店舗を持ち、車を販売するカーディーラーに未来はないのでしょうか?
その答えは「NO」です。
なぜならクルマは高額な商品だからです。
人は高額な商品を購入しようと考えたとき、やはり実際自分の目で確認したいと考えるのが普通です。
また、高額な商品を契約するときは、信頼できる人にお願いしたいものです。
店舗があり実際の車に触れることができるカーディーラーは、やはり一番理想的な車の販売方法と言えます。
定期的にイベントを開催することも、カーディーラーの販売につながる大事な施策です。
イベントは以前から実施されているという方も多いと思いますが、これからはプラスWEB&SNSで周知することが必須となります。いかに多くの人の目に触れるかが重要なイベントで、目的に合わせた配信ができるWEB広告や、早く・効果手的に情報を拡散できるを利用することで、より多くの集客が狙えるからです。クルマ離れが叫ばれる若者層にも、有効的な手段と言えるでしょう。
店舗を持ち、顧客から信頼される関係作りを今までどおり心掛けていくことと、時代の流れに沿ったWEB集客・SNS集客を併用することが、カーディーラーが勝ち残るためには大切だと考えます。
4 カーディーラーが実践すべきオンライン集客方法
それでは、具体的にカーディーラーが実践すべきオンライン集客方法を紹介します。
① 「SEM」・・・WEB上での集客施策の最適化をすることで、WEBの訪問者を増やす施策
・SEO(検索エンジン最適化)
・リスティング広告(検索連動型広告)
・MEO(Googleマップ最適化)
② 「動画広告」・・・商品・サービスの特徴や価格・機能などを動画で発信することで、認知の拡大・ターゲティングでの集客施策
・YouTube(YouTube広告、動画SEO)
・Abema
・Tver
③ 「SNS広告&SNS運用」・・・拡散力の高いSNSを利用し、多くのフォロワーの目に触れる効果的な集客施策。
・Twitter
・Instagram
・Facebook
・TikTok
この中でも最も効率的に効果を求めるなら「SEM」施策で、プラス「来店計測」をすることをおすすめします。
検索エンジンを使用してクルマのことを検索するユーザーは、購買意欲があると言えます。 このようなユーザーに対して、よりよいページやサービスを提供する・効果的なWEB広告を出すSEM施策は、最終的なゴールである「購入」につながる集客になりやすいからです。
プラス来店計測機能を利用することで、広告からの来店数・購入金額等を把握し、効果が測定できます。
効果を検証することで、発見やより詳細な分析が可能になり、より効果的な集客方法へと活かすことができるでしょう。
5 オフラインの効果は?
ここまで、「オンライン集客がこれからのカーディーラーに必要なものである」と解説してきました。
それでは、従来のオフライン広告やテレビCMはもう効果がなく、必要のないものなのでしょうか?
オフライン広告やテレビCMは、広告を出すエリアを絞り込むことができるため、地域に根ざしたカーディーラーは店舗の位置を重要とするサービスの集客として非常に強力な手段となります。
特に人口過疎地などを中心に、50代以降のアナログ世代と言われるユーザーには、新聞チラシやDMなどはまだまだ十分な効果を発揮する集客方法と言えます。
オフライン集客もオンライン集客同様、定期的な配信で何かあった時は「このお店!」と印象づけたり、エリアの絞り込みによってターゲットを絞ったり、効果的な施策を考えていくことが大切です。
6 まとめ
以上、「カーディーラーに必要なこれからの集客方法」について解説させていただきました。
これまでの集客方法とあわせてWEB広告やSNSを併用し、時代に適応した施策で効果的に集客をしていただければと思います。
これからのオンライン集客方法である「SEM」や「動画広告」、「SNS広告・運用」に興味はあるけど、何から始めていいのかわからない方や時間がない方、より効果のある集客施策をしたい方、WEB広告代理店「株式会社SPコンシェルジュ」にお任せください!
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