2022年 12月～2023年5月 集客イベント
販売店様自らで実施可能な集客イベントのアイデア集の後編です。
これまでのリアルなイベントは実施しづらい状況も、少しずつ変わって来ているようです。
今回のアイデア集をヒントに、一度あらためて検討してみてはいかがでしょうか。
ただし、大切なのは「継続すること」です。一回ごとのイベントを評価することも必要ですが、例えば一年間を通じて実施した結果、競合店と比べ、自分達が商圏内のお客様にどう見られているか、実感できる変化があったか･･･など、長い目でみた評価基準を持つことが大切です。
目次
1.集客イベント（2022年12月）
2.集客イベント（2023年1月）
3.集客イベント（2月）
4.集客イベント（3月）
5.集客イベント（4月）
6.集客イベント（5月）
7.まとめ
1.集客イベント（2022年12月）
■「クリスマスリース手作り教室」
閑散期の平日に女性層を呼び込むワークショップです。
12月の初旬から中旬にかけてクリスマスリース、ミニツリー、オーナメントなどをテーマに工作教室を開催します。
講師は、ワークショップやカルチャー教室などからプロをお招きします。
また、告知には「ママ友同士、お誘いあわせの上、気軽にご参加ください」など、ソフトなメッセージとビジュアル表現で、敷居を低くする工夫を凝らします。新規のお客様にも自店の存在を知っていただく機会として有効活用しましょう。
告知）
オンライン WEB広告、SNSによるイベント告知
オフライン 郵送DM
→参加希望者は電話で予約
実施手順）
①講師は、「ワークショップ クリスマスリース 講師派遣 地元名」などのキーワードで検索します。また、地元のフラワーショップなどでも実施しているところもあるようです。需要時期が集中するので、早めの手配をお勧めします。
詳細確認（派遣料金、1日で実施できる人数、1回にかかる時間、材料の内訳、電源の用意、講師用駐車場など）
③当日準備
実施スペース（ショールーム、会議室など）にテーブルとイスなどを用意します。
女性社員が参加者のお手伝いすることで、販売店への親近感の向上も期待できます。
④イベント終了後
お客様が作られた各作品の写真を自店のHPで紹介しましょう。
2.集客イベント（2023年1月）
■「決算先取！愛車査定クイズに挑戦！！」
１月中旬から２月中旬までの閑散期に来店を促す施策です。納車までの期間が長引く傾向にある中、様々な情報を提供する場として、また「残価設定型ローン」のお客様には現状確認をしていただく場として来場イベントを有効活用します。
実際に現車を確認するする必要があることで、シンプルな企画ながら来店を促す企画です。
もちろん他メーカー車も査定する旨、ご案内します。
※輸入車は、要検討（国産車のみにするか）
告知）
オンライン WEB広告、SNSによるイベント告知
オフライン 郵送DM
→「査定クイズ」参加希望者は電話で来店日時を予約
実施手順）
➀「愛車査定クイズ」の実施概要をまとめ、「査定申し込み用紙」を作成します。
お気軽に参加いただけるよう楽しげなデザインでまとめましょう。「自動車 査定 クイズ」などで画像を検索すると、過去に実施したものが数社表示されます。
②景品は「ズバリ賞」「惜しいで賞」「残念賞」など用意します。ボックスティッシュなどの日用品が喜ばれるようです。
③募集告知
査定クイズへの参加希望者（事前の連絡があった方）の氏名、車種、年数、連絡先、来店時間など、必要事項を確認します。
④当日準備
決算の目玉となる車種、比較的短納期でお届けできる車種などを展示します。
⑤「査定クイズ」終了後、お客様の意向を踏まえつつ、この時期だからこその「お買い得車」をアピールします。
3.集客イベント（2月）
■「決算大抽選会！」
期末の決算に先駆け、一組でも多くの来店を促します。
予算に余裕があれば、抽選方法や景品を変え、2週（もしくは３週）連続で開催し、決算期を盛り上げます。
例）
１週目 主婦向け「日用品大抽選会」
２週目 お子様向け「駄菓子＆おもちゃ大抽選会」
３週目 ファミリー向け「アウトドアグッズ大抽選会」など
抽選会のツールはガラポン、三角くじなど、常時実施できて景品数が読めるものがお勧めです。お買得車、オプションの用品やサービスなどの準備とともに販売店を盛り上げましょう。
告知）
オンライン WEB広告、SNSによるイベント告知、（新聞折込チラシ）
オフライン 郵送DM
※一年の決算でもあるので、新聞折込チラシも検討します。
実施手順）
①販促グッズの販売サイトで様々な抽選キット、景品がラインナップされています。その中から内容、予算、想定参加人数などに応じたものを購入します。ガラポンなどはレンタルなどでも手配が可能です。
②来店告知
「決算ならではのチャンス！」をインパクトあるビジュアルとコピーで強くアピールします。
③イベント当日
店頭入口にお買得車の展示、店内入口には抽選会のコーナーを設置し、イベント感を演出します。上位の景品が当選した時には、ハンドベルや拍手で店内を盛り上げましょう。
4.集客イベント（3月）
■「こども免許証発行＆キッズ整備士認定」（3月）
新入学、進級を控えるこの時期、お子様に交通安全の意識を高めていただくともに車への理解を深めるイベントを開催します。
「こども免許証」の交付イベントのほか、交通安全の絵本やDVDなどをキッズコーナーに用意します。
「キッズ整備士」は、車のリフトアップによる点検、タイヤ交換、オイル交換など、普段目にすることのない整備をメカニックが紹介します。また、子供用の軍手を用意し、ボルト締めなどを体験していただきます。終了後は「認定証」を授与し、軍手は記念としてプレゼントします。
告知）
オンライン WEB広告、SNSによるイベント告知
オフライン 郵送DM
→参加希望者は電話で予約
実施手順）
①「こども免許証」
「こども免許証」の製作ツールは、お付き合いのあるJAF様にご相談いただけば、JAF様が所有するものをお借りすることができると思います。また、交通安全に関するクイズなども相談しましょう。
※JAF様のHPから免許証フォームのダウンロードも可能です。
②「キッズ整備士」
どんな作業項目が説明しやすく、安全性が高いかなどをメカニックの方々と検討し、30分間程度のプログラムを用意します。
一回あたりの人数は10名くらいを目安に、応募者多数の場合は複数回に分けて実施します。「認定証」はお子様の名前を記載し、“それらしい文言”を記載したフォーマットをパワーポイントなどで作成します。
用紙はプリンター用の中で厚手のものを用意します。（B5サイズ位）
子供用の軍手は身長ごとにSS～Lサイズまで用意されている通販サイトを利用しましょう。
③募集告知
参加希望者に、保護者氏名、お子様のお名前、年齢、身長（軍手サイズの目安用）連絡先、来店時間など、必要事項を確認します。
④イベント当日
「こども免許証」「キッズ整備士」のリハーサルを行い、再度手順を確認します。
「キッズ整備士」の「認定証」はプログラム終了後、お一人ずつに手渡しします。
5.集客イベント（4月）
■「デジカメ・スマホ 写真教室」
新入学、進級など、これからのお子様の成長が楽しみなこの季節、思い出の一枚を写し取るデジカメ、スマホの撮影テクニックを伝授します。プロの講師を招き、露出や画角の基本から、逃さないシャッターチャンスなどを学んでいただく初心者向けの講座です。
告知）
オンライン WEB広告、SNSによるイベント告知
オフライン 郵送DM
→参加希望者は電話で予約
実施方法）
①「デジカメ スマホ 写真教室 講師派遣 地元名」などで検索します。地元のフォトスタジオなどでも実施していることもあるようです。イベントの趣旨を説明し、ママ向けのプログラムを考えてもらいましょう。
詳細確認（派遣料金、1回で実施できる人数、1回にかかる時間、電源の用意、講師用駐車場など）
②募集告知
参加希望者に、氏名、連絡先、デジカメかスマホのどちらかなど、必要事項を確認します。
③イベント当日
会議室、ショールームの一角にテーブルやイスを用意する「写真セミナー会場」を設けます。必要であれば、お子様代りのモデルには女子社員になっていただきます。
6.集客イベント（5月）
■「梅雨入り前ワンコインメンテ＆雨の日/防災グッズ抽選会」
GW中、様々な行楽地に出かけた車をワンコイン（５００円）でメンテナンスする施策です。内容は、フロントガラス撥水加工、室内消臭、タイヤコートなど梅雨入り前ならではのサービスを用意します。また、タイヤの空気圧、オイル、ウィンドウォッシャー液などのチェックは無料で提供しましょう。点検後は一台に一回分の「雨の日/防災グッズ抽選会」に参加していただきます。
梅雨末期、地域よっては大雨が降ることがあります。防災グッズ抽選会も検討しましょう。
告知）
オンライン WEB広告、SNSによるイベント告知
オフライン 郵送DM
実施方法）
①ワンコインで提供するサービス内容を決めます。
②抽選会の内容は、「レイングッズ 防災グッズ 抽選会セット」などで検索し、探します。
③告知
特に事前の予約は不要としますが、混雑する場合はお待ちいただく場合があることや「雨の日/防災グッズ抽選会」の景品には数に限りがあることを記載します。
③イベント当日
タブレット端末、ラミネート加工のワンコインメニュー表を用意し、終了後の代金支払い時に抽選会にご参加いただきます。
7.まとめ
■弊社「SPコンシェルジュ」にもご相談ください！
以上、後半の「集客イベント」の具体的な事例集とともにご紹介したオンラインとオフラインの告知案、いかがでしたでしょうか？
貴店でも過去実施されたイベントがあるかもしれませんが、改めて実施するのもアリかと思います。お客様と直接会うことで、ちょっと疎遠になっていた関係が復活する機会になるかもしれません。
また、「この店はいつもイベントをやっているな」と覚えていただけるだけでも、今後のビジネスチャンスにもつながります。
貴店の販促施策のヒントにしていただければ、幸いです。
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